冬のぽかぽか食養生で、元気な体 ③

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食材で取り入れる 食材の性質や味、働きなどを考慮して選ぶことが薬膳流です。

・冷やす食材は温める食材と組み合わせて

涼・寒性の食材ばかり、温・熱性の食材ばかりをとるのは望ましくありません。例えばナスとトウガラシを組み合わせることで、ナスの体を冷やす作用がトウガラシの体を熱くする作用で穏やかになります。

・こんな人は辛い食べ物に注意

冬になると食べたくなる、トウガラシなどを使った辛い料理は、血流を促し、体中に熱が運ばれるので体が温まります。ただし、高齢者や子どもには辛み成分の刺激が強すぎることがあるので注意しましょう。

・旬のものをまんべんなく

冬が旬のものは温める、夏が旬のものは冷やすと思いがちですが、そうとは限りません。例えば、冬が旬のゴボウは寒性、夏が旬のライチは温性です。旬のものを1種類ではなく、まんべんなく取り入れることが大切。

・たんぱく質・炭水化物をしっかりと

生命維持に欠かせないエネルギー源が、たんぱく質と炭水化物、脂質です。特に細胞の材料であるたんぱく質と、体の主要なエネルギー源の炭水化物はしっかりと摂取。たんぱく質が豊富な豆腐は涼性なので湯豆腐で。

~classA 薬局の健康情報紙 ライフ 2022年1月号より


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