コレステロールが気になったら ②

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●女性はホルモンの関係で50歳以降に上昇しやすい

一般的に、血液中のLDLコレステロール(悪玉)や中性脂肪は加齢とともに増加します。

男性の場合は、年齢を重ねるにつれ、内蔵型肥満をもとに高血圧、高血糖、脂質異常が重なるメタボリックシンドロームを招きやすくなり、45歳以降に動脈硬化のリスクが高まるといわれています。

女性の場合は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが脂質の代謝に関わっているため、閉経前の動脈硬化のリスクはそれほど高くありません。しかし、閉経によってエストロゲンが低下するのに伴い、血液中のLDLコレステロール(悪玉)や中性脂肪が上昇し、50歳以降に脂質異常症を疑われる人が増える傾向があり、動脈硬化のリスクも高まります。

脂質異常症の最大の原因は、高脂肪の食事や過食、運動不足といった不健康な生活習慣です。男性も女性も未病のうち、若いうちから、健康的な生活習慣を身につけておくことが大切です。

~全国健康保険協会 お役立ち情報  2019年7月号より


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