「食欲低下」とは、言い換えると栄養が十分に摂れないということ。食欲がなくなりがちな夏だからこそ、引き算ではなく足し算で、栄養バランスの整った食事をとりましょう。
足し算料理の基本
・炭水化物を摂る。 炭水化物(糖)は車におけるガソリンのようなもの。生命活動のエネルギー源となるので毎日の食事に必須です。例:白米、麺類、パン、いも類
・たんぱく質・ビタミンB群を摂る。食欲が落ちると不足しがちなのが糖質の代謝に関わるビタミンB1・B2や、体をつくる主成分のたんぱく質です。例:(たんぱく質)鶏ささみ、マグロ、豚肉、大豆(ビタミンB群)ウナギ、納豆、レバー
・ビタミンCを摂る。暑さやストレスは体内のビタミンC消費量を高めます。ビタミンCが豊富な野菜や果物を摂りましょう。例:パプリカ、ブロッコリー、キウイ
・鉄分を摂る。大量の汗とともに鉄分が排泄されると、体内で鉄が不足気味に。疲れやすくなったりだるくなったりします。例:レバー、シジミ、豆乳、ゴマ
4つの要素のうち、少なくとも2つを組み合わせます。できればもう1つ、さらにもう一つと足して、4つすべての要素を含む食事を目指しましょう。もう一品増やす、同じ料理でも材料の種類を増やすなどの工夫で足し算していきましょう。
~classA 薬局の健康情報紙 ライフ8月号より