腎臓は、握りこぶしほどの大きさで、空豆のような形をしています。
血液中の老廃物を濾過して尿をつくったり、血圧を一定に保ったりしているのです。
こうした大切な役割を担う腎臓ですが、加齢による老化が見られます。
例えば、腎硬化症は、高血圧による動脈硬化が原因の加齢現象です。
初期症状は頭痛や動悸、肩こり程度ですが、腎不全をおこすようになると、むくみや倦怠感、食欲不振、貧血、息切れなど、尿毒症の症状が出現します。
また、糖尿病によって機能が損なわれる糖尿病性腎症もあります。
このような病気にならないためには、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の予防が肝心です。
例えば、喫煙や塩分の取り過ぎ、お酒の飲み過ぎなど、高血圧につながるような習慣を改めます。また、過労も腎機能をさげるため、疲れをためないように心がけましょう。
さらに、たんぱく質の取り過ぎは、老廃物が腎臓に負担をかけてしまうので、ご注意を。
