○ 尿酸値を改善する生活習慣
尿酸値の上昇を防ぐためには、”食べ過ぎ””飲み過ぎ”に注意し、”水分補給”を心がけることが大切です。
特に肥満になると、体内で尿酸値が上昇しやすくなり、高尿酸血症や痛風を起こしやすくなるため、肥満予防のためにも食べ過ぎに気をつけましょう。
また、お酒が好きで、毎日晩酌しているという人は要注意です。尿酸のもとになるプリン体は、アルコール飲料の中では特にビールに多く含まれています。焼酎やウィスキーなどの蒸留酒にはプリン体はほとんど含まれていませんが、実は、アルコールはどんな種類でも尿酸値の上昇を招く要因になります。お酒を飲むと、アルコールが分解されるときに尿酸がつくられるためです。また、アルコールには尿酸の排泄を阻害する働きもあります。さらに、モツ・干物・白子・うに・レバーなどのプリン体が多く含まれる酒のつまみを食べることも、尿酸値を上昇させてしまいます。
毎日お酒を飲んでいる人は、週2日は休肝日をつくったり、飲む量を控えたりすることを心がけましょう。さらに、水分を多くとり尿の量を増やすことが尿酸の排泄を助けます。水分量の目安は1日1.5~2リットル程度ですが、糖分の多いジュースや牛乳、アルコール飲料を水代わりに飲むのはNGです。水やお茶(糖分やカロリーのない)をこまめにとりましょう。
~全国健康保険協会 お役立ち情報 2019年9月