七草粥は、1月7日の朝に食べます。七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。
①セリ 競り勝つの意 カリウムや鉄、βカロテン、食物繊維が豊富で、便秘解消や貧血予防に効果がある。
②ナズナ なでて汚れを払うの意 骨の健康維持や骨粗しょう症予防に効果的なビタミンKが豊富に含まれる。
③ゴギョウ 御仏体の意 咳をしずめる効果や風邪を改善する効果
④ハコベラ 繁栄がはびこるの意 利尿作用や浄血作用があることから、生薬としても活用されている。
⑤ホトケノザ(タビラコ) 仏の安座の意 健胃効果、解熱作用があり、風邪の症状を改善する。一般に言われる「ホトケノザ」とは異なる。
⑥スズナ 神様を呼ぶ鈴の意 カブのこと。根にはアミラーゼ(消化酵素)が多く含まれているため、消化を促進する働きがある。
⑦スズシロ 汚れの無い純白さの意 ダイコンのこと。根の部分にはスズナと同様にアミラーゼが多く含まれていて、胃炎や胸焼けを改善する効果。