鼻のはなし

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【鼻の役割って?】

鼻の役割は「息をする(呼吸)」と「においを嗅ぐ(嗅覚)」です。また、鼻から息を吸う時に、空気を温めて加湿したり、鼻毛がフィルターになってホコリやウイルスを取り除いたりします。さらに、においを嗅ぎ分けることで、腐ったものや危険なものから身を守ることができます。

嗅覚と記憶の中枢は脳内の近い場所にありますので、「においをかいで、昔の懐かしい思い出がよみがえる」などの現象も起きます。

【よくある病気】

①アレルギー性鼻炎

くしゃみ・鼻水・鼻づまりは、鼻本来の異物を体内に入れないための反応が過剰に増えたものです。異物の代表は、スギやヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニ、犬や猫の毛、カビなどです。

治療は、原因からできるだけ離れること、薬、点鼻薬、減感作療法などがあります。

body_fukubikou②副鼻腔炎

鼻の周りには副鼻腔と呼ばれる4つの空洞があり、通常は空気で満たされていますが、そこに炎症が起きた状態を副鼻腔炎といいます。以前は蓄膿症と言われていました。鼻づまり、粘調で臭いのする鼻水(アオバナ)、下を向くと頭痛や頬の痛みがひどくなる、発熱などの症状があります。慢性化することもありますので耳鼻科受診が必要です。

③鼻血

鼻の入り口から1センチぐらいの鼻のしきりの部分(キーゼルバッハ部位)は、血管が網の目状になり表面に浮き出ているので、繰り返し出血しやすい部位です。

鼻血の止血方法は、小鼻を中心に鼻全体を親指と人差し指でしっかり押さえ、顔はやや下向きにします(上を向くと鼻血でむせたり飲み込んで気分が悪くなったりするため)。鼻血が止まりにくい、頻回に起こる場合は、念のため耳鼻科に相談してみましょう。sick_hanadi_shiketsu

④嗅覚障害

鼻の奥にある嗅細胞に「におい分子」が到達すると、神経を伝わってにおいを認知します。鼻炎などで鼻水が多かったり、粘膜が腫れたりして、におい分子が嗅細胞まで到達しないと、においがしなくなります。また風邪のウイルスなどで嗅細胞自身がダメージを受けても嗅覚障害となります。においがわからないと、風味がわからず、味もわかりにくくなります。風邪が治った後もにおいを感じないときは、一度耳鼻科の診察を受けてください。

また、新型コロナウイルス感染症の症状として、嗅覚障害や味覚障害がありますが、嗅細胞がダメージを受けているのか、周囲の組織のダメージなのか、今のところ詳しいことはまだ調査研究中だそうです。

【鼻の病気の予防】

まずは、風邪をひかないよう生活習慣に気をつけましょう!

①マスクを活用する。

新型コロナウイルス予防対策でマスク生活は日常のものとなりました。花粉症対策はもちろん、鼻の粘膜から侵入するウイルス対策としても大事です。鼻までしっかり覆うようにしてください。マスクをつけることで鼻をむやみにさわることも防げます。鼻をいじってしまうと、爪や指についた菌を鼻粘膜に押し付けることになります。気になるときは綿棒でお掃除を。

②鼻毛のお手入れは入口部分だけにしましょう。

鼻毛にはとても大切な役割があるので、鼻毛カットは入口に近い範囲にとどめましょう。

hanadumari_man【鼻水が出てきたら】

①鼻水をすすらないこと

鼻水を奥へ奥へ溜め込むことで、炎症を進めてしまいます。優しくこまめにかんで、すすらないようにしましょう。

②お酒は控えましょう

アルコールで血行がよくなると鼻の粘膜がますます腫れてしまい、鼻がつまりやすくなりますので、お酒を控えてください。

(参考)一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会ホームページ

鼻水がでているときや、花粉症などアレルギー反応がでているときは、身体が疲れています。必要な治療を受けて、無理をせず、栄養を摂ってゆっくり休息をとることも大事です。

~協会けんぽ 福岡支部メールマガジン 第118-2 より


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